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中古マンション売却の相場は?築年数別の売り時や自分で調べる方法も紹介!

不動産のプロが中古マンションの売却相場を解説

中古マンションを少しでも高く売るには、売却相場を知っておくことが重要です。近年は、新築マンションの高騰に乗じて中古マンションの売却価格も上昇する傾向にあります。

この記事では、中古マンションの売却相場や相場を調べる方法、売り時などを紹介します。

目次

エリアごとのマンションの売却相場

エリアごとのマンションの売却相場

ここでは、マンション売却におけるエリアごとの相場を紹介します。マンションの平均売却価格を以下の表にまとめています。

エリア名 マンション売却相場
東京都 5,956万円
埼玉県 2,733万円
千葉県 2,749万円
神奈川県 3,782万円
大阪府 3,240万円
北海道 2,025万円
愛知県 2,339万円
福岡県 2,333万円

以下では、エリアごとの売却相場を詳しく解説をします。

東京都のマンション売却相場

2022年11月 2023年11月
マンション売却相場 5,519万円 5,956万円
平均専有面積 58.76㎡ 59.05㎡
㎡単価 93.93万円/㎡ 100.87万円/㎡

東京のマンション売却価格は、2022年11月に比べて2023年11月に大きく上昇しています。

首都圏内の売却相場が4,731万円であるのに対して、東京都は1,000万円以上も高くなっており、売り時といえるでしょう。

ただし、東京都のマンション売却相場はいつまで上昇を続けるのかは分かりません。住宅ローンの変動金利が上がれば、不動産の売却相場は値下がりが予想されます。

また、東京都内でも23区内かどうかで不動産の売れ行きは異なるため、売却を検討している方は不動産会社に相談してみましょう。

埼玉県のマンション売却相場

2022年11月 2023年11月
マンション売却相場 2,748万円 2,733万円
平均専有面積 67.19㎡ 68.28㎡
㎡単価 40.89万円/㎡ 40.02万円/㎡

埼玉県のマンション売却価格は、2022年11月よりも2023年11月が少し下がっていますが、それでも大きな変化は見られません。

埼玉県は東京都へのアクセスが良く、特に大宮区や浦和区を中心に人気が集まっています。

新型コロナウイルス禍においてリモートワークが普及したことで、郊外の広いマンションを希望する買主が増加傾向にあるのが現状です。

高値でのマンション売却も期待できるため、不動産会社に相談しながら早めに売却するのも1つの選択肢となります。

千葉県のマンション売却相場

2022年11月 2023年11月
マンション売却相場 2,566万円 2,749万円
平均専有面積 74.69㎡ 72.20㎡
㎡単価 34.35万円/㎡ 38.07万円/㎡

千葉県のマンション売却価格は、2022年11月から2023年11月にかけて183万円も上昇しています。

千葉県は東京都へのアクセスの良さが価格を緩やかに上昇させていると考えられます。

特に、通勤や通学にも便利な千葉市や船橋市は人口が密集しており、こちらのエリアでは高値でのマンション売却が狙いやすいでしょう。

しかし、変動幅がそれほど大きくないため、今後急激な価格上昇が見られる可能性は低いと考えられます。売却を検討している方は早いうちに行動するといいかもしれません。

神奈川県のマンション売却相場

2022年11月 2023年11月
マンション売却相場 3,686万円 3,782万円
平均専有面積 66.24㎡ 65.55㎡
㎡単価 55.64万円/㎡ 57.70万円/㎡

神奈川県のマンション売却価格は、2022年11月から2023年11月にかけて約100万円も上昇しています。

神奈川県は東京都へのアクセスが良く、特に川崎市や横浜市などの人気エリアにあるマンションは高値売却が期待できます。

ただし、売却相場がいつまで続くかは不明であり、住宅ローンの金利が上がれば不動産の相場は下がることが予想されます。川崎市や横浜市以外のエリアでは相場の下落に注意が必要です。

大阪府のマンション売却相場

2022年11月 2023年11月
マンション売却相場 2,936万円 3,240万円
平均専有面積 66.47㎡ 66.10㎡
㎡単価 44.17万円/㎡ 49.02万円/㎡

大阪府のマンション売却価格は、2022年11月から2023年11月にかけて約300万円も上昇しています。

2025年に大坂万博を控えており、商業施設やインフラなどの整備によって今後も売却相場は上昇すると予想されています。

また、2037年予定のリニア中央新幹線の大阪延伸が実現すると、今後10年以上にわたって住宅需要が増加する可能性が高まるでしょう。

北海道のマンション売却相場

2022年11月 2023年11月
マンション売却相場 2,157万円 2,025万円
平均専有面積 75.04㎡ 75.04㎡
㎡単価 28.74万円/㎡ 26.98万円/㎡

北海道のマンション売却価格は、2022年11月に比べると2023年11月は約130万円下がっています。変動幅は大きくありませんが、今後も上昇していくかどうかは判断が難しいところです。

ただし、札幌駅周辺では新幹線延伸と冬季オリンピックの招致に向けて、再開発事業が複数進められています。

この再開発事業を機に移住者が増えることも予想されるため、マンション売却における相場の上昇が期待できるでしょう。

愛知県のマンション売却相場

2022年11月 2023年11月
マンション売却相場 2,303万円 2,339万円
平均専有面積 75.58㎡ 73.30㎡
㎡単価 30.48万円/㎡ 31.91万円/㎡

愛知県のマンション売却価格は、2022年11月から2023年11月にかけてほとんど変化がありません。名古屋市は公共交通機関の利便性に優れており、通勤や通学に便利なため、市場の動きも活発です。

しかし、その他のエリアは少子高齢化によってマンション供給数よりも需要数が少なく、マンション売却の相場が下がっていくことが予想されます。

今後は、金融緩和が終わり不動産価格の下落が懸念されていることから、マンション売却を検討している方は築年数が浅いうちに行動するのも1つの選択肢です。

福岡県のマンション売却相場

2022年11月 2023年11月
マンション売却相場 2,195万円 2,333万円
平均専有面積 63.48㎡ 63.45㎡
㎡単価 34.58万円/㎡ 36.76万円/㎡

福岡県のマンション売却価格は、2022年11月から2023年11月にかけて約140万円ほど上昇しています。

福岡県では雇用を生み出す施策として「天神ビッグバン」プロジェクトが推進されており、人口増加によってマンション売却の相場が上がる可能性が少なくありません。

特に、福岡市や北九州市にあるマンションであれば高値売却が狙えるでしょう。

※出典:東日本不動産流通機構「レインズデータライブラリー全国版」より筆者作成

高値でのマンション売却を狙うならAlecia

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まずは一度売却物件の状態や、ご希望の条件をお聞かせください!お待ちしております。
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マンション売却の相場を自分で調べる方法

マンション売却の相場を自分で調べる方法

マンション売却の相場を自分でも把握しておくことで、査定価格の妥当性や売り時を判断する際に役立ちます。ここでは、マンション売却の相場を自分で調べる方法を紹介するので参考にしてください。

レインズマーケットインフォメーション

レインズマーケットインフォメーションは、国土交通省に指定された不動産流通機構が運営しており、分譲マンションを含めた不動産の過去1年間の成約事例が掲載されています。

土地総合情報システムよりも成約物件の詳細な情報をチェックすることが可能です。なお、利用に際して余計な手数料や費用はかかりません。

土地総合情報システム

土地総合情報システムは、国土交通省が過去に不動産取引の経験がある方を対象にアンケートを行い、その結果をデータベース化したものです。

成約価格はもちろん、土地のみの不動産価格を調べるのに適していますが、田舎など不動産取引が少ないエリアだとデータの精度は粗くなります。

売却予定のマンションがあるエリアに絞って、類似マンションの成約価格を調べてみましょう。なお、利用に際して余計な手数料や費用はかかりません。

不動産ポータルサイト

不動産ポータルサイトは、売り出し中の不動産情報を確認できるサイトです。

不動産会社に仲介を依頼して市場に売り出されているため「売出価格=成約価格」ではありませんが、売却予定の不動産と似た不動産がいくらで売り出されているのかを見ることで、相場を把握することが可能です。

なお、利用に際して余計な手数料や費用はかかりません。

不動産会社に査定依頼をする

本格的に販売活動をする際は不動産一括査定サイトを利用しますが、この不動産一括査定サイトでも相場を把握できます。

なぜなら、複数の不動産会社から査定価格を提示されることで、どのくらいで売れるのかが理解できるからです。不動産一括査定サイトは無料で利用できるため、手数料や費用などは発生しません。

マンション売却するのに適した時期はいつか

エリアごとの相場や相場の調べ方まで把握できたら、少しでも高く売るために売却に適した時期を押えておきましょう。

築年数ごとの相場から見た売り時

中古マンションの売り時は築年数からも判断できます。以下の表は、首都圏における築年数ごとのマンションの売却相場をまとめたものです。

築年数 売却相場
~築5年 7,277万円
築6年~築10年 6,731万円
築11年~築15年 6,101万円
築16年~築20年 5,565万円
築21年~築25年 5,071万円
築26年~築30年 3,561万円
築31年~ 2,397万円

※出典:東日本不動産流通機構「首都圏中古マンション・中古戸建住宅地域別・築年帯別成約状況【2023年7~9月】(公益財団法人東日本不動産流通機構)」

上の表から、築年数が26年以上を経過するとマンション売却の相場は築年数5年以下の場合の半額以下となり、その後も下落していくことが分ります。

したがって、築年数が浅いほど中古マンションの売却価格は高くなるといえますね。

ただし、あくまで首都圏における築年数ごとの売却相場であり、実際の売却相場や価値の下落度はマンションのあるエリアやメンテナンス状況などによって異なります。

不動産市場の景気から見た売り時

国土交通省が公表している「不動産価格指数」を見ると、2013年頃からマンション価格は上昇し続けていることが分かります。

住宅総合と比較しても変動幅は大きく、新型コロナウイルスを経ても高い価格で取引されています。

不動産価格指数

つまり、マンションの不動産価格指数が高くなっているときほど、マンションの売り時です。

※出典:国土交通省の「不動産価格指数」

住宅ローン金利が上がる前

住宅ローン金利が上がるとマンション売却価格の値下げが予想されるため、低金利のうちにマンション売却をするのがおすすめです。

なぜなら、金利が上がると住宅ローンの総返済額も大きくなり、その結果マンションを購入する買主が減ってしまうからです。

日本銀行は10月31日の金利政策決定会合で長期金利の変動許容幅に関して、1.0%を一定程度超えることを容認すると発表しました。

変動金利は短期金利を指標としているため、すぐに金利が上がる可能性は低いですが、固定金利に関しては上昇傾向にあります。

したがって、マンション売却を検討している方は、マンションの売買取引が活発なうちに売却しておくのが得策ともいえそうです。

マンション売却時の注意点

マンション売却時の注意点

少しでも高くマンション売却ができるように、ここでは3つの注意点を紹介します。

相場よりも少し高めに価格設定をする

マンション売却の際は買主からの値引き交渉を想定して、少し高めに売出価格を設定しましょう。相場より高すぎると売れ残るリスクもあるため、1割程度高くするのが目安です。

売却で得た資金を住み替え先に充てる場合は、いくらまでの値引き交渉は受けないというラインを決めておくことも重要です。

査定は複数の不動産会社に依頼する

マンション売却時は、複数の不動産会社に査定依頼をしましょう。査定依頼数を1社に絞ってしまうと、査定結果の妥当性が判断できないからです。

また、不動産会社によって得意エリアや物件種別は異なるため、査定結果はばらつきが生じやすくなります。少しでも高く売却するためにも、最低3社以上に依頼しましょう。

囲い込みに注意する

マンション売却時に特に注意したいのは囲い込みです。

囲い込みとは、依頼先の不動産会社が売主・買主の両方から仲介手数料を受領しようとするために、他社が見つけた買主の購入を拒否する行為です。

この行為は売主のマンションが売れ残るリスクが高まるため、販売活動後に問い合わせ数が極端に少ない場合は、他の不動産会社を通して物件の詳細な情報が公開されているかを確認するといいでしょう。

まとめ

まとめ

中古マンションを少しでも高く売るためには売却相場を把握し、売り時を見極めることが重要です。

不動産会社から提示される査定価格からも相場を掴めますが、査定結果の妥当性を判断するためにも、まずは自分で相場を調べておきましょう。

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